ブラジル経済情報
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ブラジル経済概観
ブラジルは、民主化が達成された1980年代後半から急激なインフレに直面し、ハイーパーインフレとも呼ばれる事態になり、経済が停滞と言う状況に陥っていました。ブラジル政府は、その対策として94年度からレアル政策を導入し、インフレ沈静化に向け努力し、それが功を制し、その後、緩やかなインフレ、そしてインフレ克服、安定した経済成長の経緯を経てきております。
経済政策は、政府主導の開発政策から市場メカニズムに立脚する政策に転向され、輸入自由化、民営化、規制緩和を積極的に推し進められ、経済成長の基礎が構築されると伴に、徴税システムの改善により、連邦政府、州政府および市政府の財政状況もかなり改善されたようです。これらのものが呼び水となり、直接投資、ポートフォリオ投資の形態で多額の資金が流入することとなり、為替の安定および為替高の時代に突入しております。
国内総生産(GDP)は、2004年になり近年の経済停滞状態から回復傾向を示し、高い経済成長率が達成されている。ドルベースでの経済成長率は、年率20%以上を達成しており、2004年度以降は、中国と同程度の経済成長率となっている。なお、当数値には、現地通貨価値の上昇分も数値として含まれている。
2008年度の世銀データによると、ブラジル国のGDPは、1.5兆ドルとなっている。なお日本のGDPは、4.9兆ドルである。1995年時点でのブラジル国GDPは、日本の14.7%程度であったものの、2008年時点では、32.5%とGDP額でも大幅に近づいて来ている。今後も経済成長が期待されることより、日本GDPがブラジルに追い越されるのもそう遠い日ではないかも知れない。まあこれはブラジルだけではなく、世界全体の国ついていえることですが・・・。
ブラジル国経済のベースは、製造業、鉱業(鉄鉱石他)、農牧業(砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他)から成り立ってます。主な貿易品目は、輸出が航空機、乗用車、自動車部品、燃料油、携帯電話・同部品、エタノール等の工業製品、鉱石、原油、大豆、鶏肉、大豆かす等の一次産品の輸出などです。
経済地勢的には、GDPの大半を、サンパウロ州、ミナス州およびリオデジャネイロ州の3州に依存しており、経済の地域的偏りがあります。特にサンパウロ州は、商工業が発展し、さらにインフラ整備等も進んでおり、まるで別な国の様な感じがするところです。
国内総生産(GDP)
産業別国内総生産
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